キャッシングは多くの人が利用しており、大変便利な時代になりましたが、ところが一般向けのキャッシングは収入のある社会人向けとされ、学生の場合にはそもそも申込みができない場合も多く大変借りにくい状況にあります。
しかし中には一般向けでも利用できる場合も有りますし、学生専用のキャッシングを提供している消費者金融もあり、中には即日融資にも対応していて、急にお金が必要になった場合でも利用することが可能です。
ただし、学生と言っても年齢は２０歳以上でなければならず、また返済は行っていかなければなりませんから、借入するためにはアルバイトなどの収入があることが前提になるため、誰でも借り入れできるわけではありません。
法的に言えば学生であろうが社会人であろうが区別はされないため、学生でもキャッシングの利用は可能です。実際に借入れできるかどうかは各キャッシングの申込条件によって決まることになります。
ただし殆どのキャッシングには年齢制限が有って２０歳以上でなければ申込めませんから利用出来る学生はかなり制限されます。
また一般向けのキャッシングの多くは申込条件で学生を排除していますが、一部は特に学生を特別扱いしていないため、条件さえ満たしていれば学生でも申込むことができます。
さらに消費者金融の中には一般向けとは違って学生にも利用しやすいように設定された学生専用のキャッシングを提供しているところも有ります。
即日利用が可能かどうかはキャッシング毎に違いますが、即日融資に対応しているキャッシングなら即日借入れできる可能性が有ります。
まずはっきりしておく必要が有るのは、キャッシングには年齢制限が有るということです。
通常大学や専門学校に入学するのは１８歳です。このためここで説明する学生は１８歳以上と仮定して話を進めます。
そこで学生がキャッシングを利用する場合にネックになるのが、この年齢制限です。殆どのキャッシングは申込可能年齢の下限が２０歳となっている為、入学直後の学生のほとんどは借入できません。
これは一般向けのキャッシングだけではなく後で説明する学生専用のキャッシングでも同じ事で、学生向けと言っていても年齢的に利用できない場合が有るということになります。
この２０歳と言うのは法的な制限が有るわけではありません。契約上の問題です。契約を交わす場合、未成年者は保護者の了解が必要になるのです。
もしこの了解を受けていない場合、契約は成立せず、融資したお金が返ってこないことも有ります。
契約時に了解を貰えばよいことになりますが、キャッシングのように簡単な申し込みで融資しているローンでは、手間がかかりすぎるため、申込み者を２０歳以上に限定しているわけです。
そこで未成年の学生の場合は後で検討することにして、まずは２０歳以上の学生ということで話を進めていくことにしましょう。
キャッシングを考える場合、通常は銀行のカードローンや消費者金融のキャッシングローンなどの一般向けのものを考えますが、学生の場合には収入などの問題から申込条件で排除している場合が多くなります。
しかし、こういった中で一般向けキャッシングの中でも学生を特に排除せず、審査さえ通れば融資するというものもあります。
これは銀行のカードローンでも消費者金融のキャッシングローンでも同じで探せば学生が申込めるものを見つけることができます。
学生にも門戸を開いているキャッシングが即日融資に対応していれば即日利用の可能性も有ります。
一般向けのキャッシングが便利なのは、都市部であれば店舗を見つけるのに苦労しないということです。またカードローンであれば何度も借りては返すということを繰り返すことができますから、大変便利です。
ですからそういった利用方法で使いたいのであれば学生でも一般向けのキャッシングを狙う意味はあるでしょう。
これに対して消費者金融の中には最初から学生を対象にお金を貸すことを目的にした学生専用のキャッシングというものを提供している業者が有ります。これなら一般向けに比べて学生が申込んで審査通過の可能性が高くなります。
以前はこういった学生向けのローンを扱う業者はもっと数多くあって、卒業旅行シーズンなどは利用者も多かったのですが、貸金業法の改正で総量規制が設けられ、収入が無ければ大変貸しにくくなってしまって多くは撤退しました。
しかし現在でも大きな大学の近くや学生街と言われるような場所には、そういった業者が店舗を構えている場合が有ります。
こういった業者の提供しているキャッシングは学生向きに設計されており、一般向けよりも学生には利用しやすくなっていて、大概の場合即日融資も可能になっています。
総量規制
貸金業法に新たに設けられた総量規制では融資できるのは基本的には年収の３分の１までと規定されています。それまでは例えば資産状況によっては無職でも融資してもらえていた人も、現在では借りることができなくなりました。
このため、学業優先の学生の場合、卒業前に就職後の返済を約束してお金を借りて卒業旅行などのために借入れできていたものが、なかなか貸しにくくなってしまい、学生向けローンから撤退する業者がたくさんありました。
ただし、この総量規制では例外規定が有り一社当たり５０万円まで、他社を含めて１００万円までは収入を問わず融資できることになっている為、本来であればその範囲で法的には学生にも融資できます。
しかし安易な融資が様々な問題を生んでいたことから学生向けローンは極一部を残して消えてゆくことになりました。
以前は大学などの周辺には学生向けのローンを提供している消費者金融が沢山有ったのですが、総量規制で多くが撤退してしまいました。しかし現在でも学生街などには残っているところが有ります。
そこで数が減ってしまった学生専用のキャッシングを利用するにはまずそういった業者を探さなければなりません。業者のある大きな大学の周辺などに通学している場合以外はインターネットで検索して探してください。
ただし説明したように現在では収入が無ければ融資してくれませんから、学生であってもアルバイトなどで会社員程度とは言いませんが、ある程度安定して収入が入ってくるような人でなければ審査は通りませんから注意してください。
そこで学生専用のキャッシングの申込方法について説明して行きましょう。まず必要になるのは業者探しです。大きな大学周辺などであれば周囲の学生街のようなところに学生専門のキャッシングを扱う業者を見つける事ができるかもしれません。
しかし、そういった場所に行けるような人はそう多くは有りませんので、多くの学生の場合には実際に店舗に行って借りるというのは難しいはずです。そこで多くの場合にはインターネット経由で利用することになるでしょう。
このため業者探しもインターネット上で行います。学生ローンというようなキーワードで検索すれば、業者を探すことが可能です。
後は業者のホームページを参照して、申込方法や利用方法、金利などを検討して自分に合ったところを探してください。
これ等の業者の多くは即日融資に対応していますが、申込み時間によっては振込可能時間に間に合わない可能性も有るので、即日融資が必要な場合には、できるだけ早く申込む必要が有ります。
インターネットでの業者探しの注意
最近はインターネットが発達して、パソコンやスマホを誰もが使うようになったために、どんな業者であってもホームページを用意するようになってきました。業者探しには大変便利な時代になったものです。
しかもやる気になればホームページ上から申し込むことも可能です。しかし問題は業者によってはホームページは用意しても、業務の紹介だけで、申込みは電話や店舗に行かなければならない場合も少なくないことです。
また一部の業者では、申込み機能も用意しているにもかかわらず、初回の申込みでは店舗での契約が必要としている場合も有ります。したがって業者を調べる場合には、インターネット上から契約ができることを確認して下さい。
業者が見つかったら次に申込みと言うことになりますが、申込方法は業者ごとに違うのでそれぞれ確認して下さい。ここでは申込みに伴って必要になる書類にはどの様なものがあるのかについて調べておきましょう。
まずキャッシングを申込みを行うには一般向けも含めて次の２種類の書類が必要になります。
学生専用のキャッシングの場合の本人確認書類には次のようなものが必要です。
さらにこれに加えて学生専用のキャッシングということで学生証も必要になります。業者によっては学生証だけで本人確認の書類として認めている場合も有ります。
また次に説明するように学生と言えども収入が無ければ借りられません。ただし、ほとんどの学生専用のキャッシングの場合には最大でも５０万円までしか借りられませんから、収入を証明する書類は要求されません。
ただし必要になる業者も有るので、その場合には次のような収入を証明する書類が必要になります。
これ等が用意できない場合は直近２か月分の給与明細書で代用できる場合も有ります。
先ほど触れましたが、キャッシングを利用する場合には返済を行っていかなければなりませんから、学生であっても収入が無ければ融資は行われません。学生専用ローンでも一般向けローンでもこの点は変わりません。
また注意が必要なのは収入がある程度は安定している点も大変重要です。収入が有ったりなかったりでは業者のほうも安心できない訳です。この意味で例えばお金に困った時だけアルバイトを行っているというような人はなかなか貸して貰えません。
このため審査に通るには短期アルバイトでは無理です。長期アルバイトを行っていて、月給として給与を受け取っている人でなければ、審査通過は難しいと考えて下さい。
ですから現在短期アルバイトしかしておらず収入が安定していないというような人が、お金が必要で借入しなければならないというような場合には、借りるのではなくて長期アルバイト始めて安定した収入を得るようにしましょう。
ただし、いくら比較的安定した収入が有ると言っても、まじめに学業をやっている学生の場合には試験期間などでどうしても収入が減る期間と言うものがある筈で、そういった時には返済が難しくなる可能性が考えられます。
こういった場合、学生専用のキャッシングでは、その期間だけ利息だけの支払いだけで構わないと言ったように、学生向けに融通が利く返済が可能になっているのが普通で、比較的楽に返済することができます。
これに対して一般向けのキャッシングを借りる場合には、学生だからと言って特に優遇されるというような事は無く、基本的には通常通り返済して行かなければなりませんから、一般向けのキャッシングの利用では注意が必要です。
ここまでは学生専用でも一般向けでもそれほど大きな違いが有るようには見えませんが、学生専用のキャッシングの特徴は返済に有ります。
キャッシングの返済を考えてみましょう。通常は月々少しづつ返済して行くという形になっています。これは学生専用のキャッシングでも変わりはありません。
しかし学生の収入を考えてみると、長期アルバイトで比較的収入が安定しているとはいっても、学生は学業を優先するのが普通で、試験期間などが有れば、その期間はアルバイトの時間を削る必要が有ります。
そうするとどうなるでしょうか。その分の収入が減ることになります。このため、返済額が月々一定だとしても、収入が減れば返済が難しくなってしまうことも出てくるようになります。
学生専用のキャッシングではこういった点についての対処方法があらかじめ組み込まれていて、この期間については返済を利息分だけにしてくれると言った対応が採られます。
もちろん利息だけ払っていたのでは元本が減りませんから、借り手には不利なのですが、それでも返済できずに問題になるようなことが無いので、学生には使いやすいキャッシングと言えるでしょう。
これに対して一般向けのキャッシングを借りた場合を考えると、契約上で返済が厳しくなった場合に月々の返済額を減額してくれると言ったような条項が入っていなければ返済額が減額されるようなことはありません。
これは社会人でも学生でも同じで学生専用キャッシングような特例のようなものはありません。
ですからもし学生で一般向けのキャッシングを利用する場合には、アルバイトの時間を削らなければならない期間の返済をどうするのか考えておく必要が有ります。
借入してから返済できなくて困ったというような事が無いように十分注意してください。
もし返済できなければ金融機関側と交渉して利息だけにしてもらえる可能性はありますが、そういったことを行うと信用にかかわってくることになるので十分注意しなければなりません。
返済できなければどうなるか
もし返済ができなくなってしまうと、まず督促状が届きます。要するに入金されていないから早く入金しなさという催促です。それでも返済しないと回収担当が動き出し、金融機関側から電話がかかってくるようになります。
そうなっても返済に応じなければ、催告書と言うものが送られてきます。これは金融機関側の最後通告で督促状は無視していても、この催告書は無視していると、そこに記載されている対応が取られることになります。
下手をすると差し押さえなどが行われることになるので、十分注意しなければなりません。
返済できそうになければ早いうちに弁護士などに相談して、債務整理の話し合いを行って、差し押さえなどが行われないようにする対応が必要です。
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学生専用にしろ一般向けにしろ、キャッシングを利用する際には借入れ前に必ず返済計画を立てて、その通りに返済して行くことが必要になります。特に学生の場合には収入が不安定ですから返済計画は非常に重要です。
このためそういった時間が取り難い即日融資を利用することはあまりお勧めできることではありません。
返済計画を立てる基礎になるのは自分の収入と支出です。まず次の計算をして一年分程度月々の収支を計算してみてください。
収支 ＝ 収入 － 支出
この収支が常に返済額を上回っていなければ、収入だけでは返済して行くことができないということです。
そこで次に返済して行くために返済期間中に必要になる各月の収入を計算します。それによってアルバイトをどの程度行えば良いのかを計算してみましょう。
収入が少なくなる月の場合には支出を調整して、何を節約すれば良いのかなどを予め決めておいて下さい。
このような点に注意して返済計画を立ておけば、返済中に困った時でも慌てずに対処することができるでしょう。
最後に２０歳未満でのキャッシングの利用について説明していきます。
先程キャッシングは２０歳以上でなければ借入ができないと説明しましたが、それでは２０歳未満の学生は絶対に借入れできないのかと言えば可能性としては自分だけで借りる事はできませんが皆無とは言えません。
例えばクレジットカードは保護者の同意が有れば作ることが可能で、これに付けられるキャッシング枠であれば２０歳未満であっても借入れできる可能性が有ります。ただしキャッシング枠が必ず付けられる保証はありません。
また例えば全部とは言えませんが、自動車ローンの中には保証人が有れば１８歳から利用することが可能なものが有ります。
このように保護者なり保証人なりがいれば２０歳未満であっても借入ができるローンと言うものは少数ながら存在しています。
キャッシングの利用は契約が煩雑になるため未成年者の契約を認めておらず申込みは２０歳以上に限定されていますが、お金が必要な学生は２０歳以上とは限りません。１８歳の学生でもやはり同じようにお金が必要なことは有ります。
では未成年の学生はどうしたらよいのでしょうか。実はキャッシングの利用は完全に駄目と言うわけではありません。
キャッシングと言われるものの中には１８歳でも利用出来る可能性が有るものもあるのです。それはクレジットカードのキャッシング枠です。
クレジットカードであれば１８歳でも保護者の同意が有れば契約が可能ですから、クレジットカードの１つの機能としてキャッシングが認められる可能性があるのです。
ただしクレジットカードにも審査が有るため、そもそもクレジットカードが作れない場合も有りますし、作れたとしてもショッピング枠のみでキャシング枠が付かない場合も有るので、必ず利用できると言う保証はありません。
また即日融資にも対応していませんから注意しなければなりません。
もう一つ親のクレジットカードの家族カードと言う方法も有ります。家族カードにキャッシングが付くかどうかはそれぞれに違いますから、予め確認して下さい。
ただし請求は親のほうに行くので何に利用したかはすべてバレてしまいますから要注意。
キャッシングという枠組みを超えてもう少し大きくローンという枠組みで考えると１８歳でも借りられるものが多少は有ります。
もっとも良い例が自動車ローンです。自動車の運転免許証は１８歳で取得できますが、銀行などの自動車ローンは２０歳以上でしか借りられないため、１８歳で免許証を取得しても自動車の購入では苦労することが有ります。
この場合、販売店などの提携ローンの中には、１８歳でも利用できる場合が有ります。ただしこれには条件があって、未成年だけでは契約ができず、保証人が必要になります。
要するに保証人の信用でお金を借りる訳です。ただし最近は保証人は危険という認識が広がってしまい、しかも相手が学生ということになると保証人になってくれる人を探すのはかなり難しいと考えられます。
このため結局保証人になってくれるとすれば、保護者と言うことになり、お父さんあるいは収入が有るのであればお母さんのどちらかにお願いすることになるでしょう。
保証人
保証人と言うのは借り手が返済できなくなった場合に、借り手に代わって債務の返済を行うことになる人を指します。以前は地域の有力者などに頼んでなってもらったということも有りましたが、最近ではなかなか引き受けてもらえません。
現在では信用保証技術が進んで、キャッシングの場合保証会社が保証することによって融資を受けることができるようになり、通常は保証人を用意する必要が無くなりました。
ただし未成年者の場合には貸すとすればリスクが大きすぎる為保証人を要求されるわけです。
現在では住宅ローンなども生命保険などに入ることによって保証人なしで借入れできるようになっていますが、この生命保険の審査に落ちてしまった場合には、やはり保証人を立てることで融資が受けられる場合も有ります。
このように１８歳であっても、お金を借りる方法はいくつかあります。しかしこういった方法の利用はあまりお勧めできることではありません。
１８歳だとすれば大学なり短大や専門学校なりに入学後あまり時間が経っていない筈でアルバイトを始めたとしてもまだそう長期間働いているわけではないため、収入が安定しているとは言えないでしょう。
ですから返済に問題が生じる可能性も２０歳の場合よりも多くなると考えられます。保証人が居るから構わないと言う人もいるかもしれませんが、それこそ無責任というものです。
まずは、お金を借りようなどと思わないで、自分の生活というものを作り上げ、成人した後に必要なら自分の力で借入れするようにしましょう。
ここで学生専用のキャッシングの即日融資について纏めておきます。
学生の本分は学業です。ですから学業のためにお金を借りるということは仕方がないかもしれませんが、遊びのために借り入れを考えるのは止めましょう。
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