今月はちょっとお金が足りない、急にお金が必要になったなど、いざというときに便利なのが、カードローンなどでのキャッシングです。
でも、キャッシングなんてしたことない、友達からカードローンをおすすめされたけど大丈夫かな、お金を借りるというのに何となく抵抗がある、といった不安を持っている人もいるでしょう。
今回は、安心できるキャッシングはどうやって選んだらいいのか、といった初めてキャッシングを利用しようとしている人のために、種類や申込方法といったことをご紹介します。
キャッシングの不安が解消できるように、初歩的なことを中心に説明していきますので、キャッシング選びの参考にしていただければと思います。
金融機関とは、金融取引の仲介をすることを主な業務にしている機関、といっても分かりづらいので、まずは金融機関について見ていきます。
金融機関は大きく分けて3種類の業務形態があります。1つ目は銀行です。預貯金をしたり、振込などで利用している人は多いと思います。
2つ目は消費者金融です。CMや広告などで目にする機会もあると思います。街金(まちきん)などといわれたこともあります。最近では、独立系の他、銀行傘下の消費者金融も増えてきました。
3つ目は信販会社です。買物などで使われているあのクレジットカードを発行する会社です。クレジットカードは1枚、または2枚以上持っている人も多いのではないでしょうか。
銀行と消費者金融は、カードローンなどの金融商品に申し込むことによってキャッシングができるようになり、信販会社は利用しているキャッシュカードからキャッシングができるようになっています。
銀行 | 消費者金融 | 信販会社 | |
---|---|---|---|
適用法律 | 銀行法 | 貸金業法 | 貸金業法 |
審査 | 厳しい | 緩い | 会社による |
金利 | 低い | 高い | 会社による |
銀行は銀行法、消費者金融と信販会社は貸金業法という法律に基づいて貸金業を営んでいます。信販会社は貸金業とは少し違いますが、クレジットカードでキャッシングできるので、貸金業法も適用されます。
審査基準は、銀行は厳しめで消費者金融は緩めだといわれています。その反面金利は、銀行は低めで消費者金融は高めに設定されています。
信販会社は、会社によって審査も金利も違っているため、一概に厳しいとか高いとか言えないようです。利用する時は内容をよく確認してからの方がいいと思います。
キャッシングができる金融機関として3つ挙げました。では、この中で初めての人でも安心して借りられるのはどこなのでしょうか。
ここでは、大小たくさんあって選びにくい消費者金融について、もし消費者金融を選ぶとしたら何に注意したらいいのか、というところを見ていきます。
消費者金融は、貸金業法によって国や各都道府県に届け出をしなければ営業することはできません。登録されていれば登録番号を公開しているはずなので、店舗やサイトで確認してください。
上記のような登録番号を公開していれば、正規の貸金業者ということになります。公開していなければ、所謂ヤミ金と呼ばれる違法業者の可能性があります。
ただ、虚偽の情報を提示しているヤミ金も少なからずありますので、もし不安を感じたら、金融庁のサイトで登録番号を照会することができますので、検索してみてください。
カードローンは、大体の人はちょっとだけ借りるとか、急場しのぎで利用することが多いと思いますが、まとまった額でも借りることができます。
そういった場合に、返済計画や借り方、使い方といったことを相談できる消費者金融であるかどうかも重要です。借りたのに返せなくなった、ということでは金融機関としても困ります。
自分の返済能力や、どのように返済するか、といったことを相談し、納得した上で申し込みをした方が、双方とも安心して契約することができます。
一度窓口や電話などで、その金融機関の特徴を聞いたり返済計画などを相談してから、自分に合った金融機関で申し込みをするのがいいと思います。
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消費者金融に限らず、銀行も信販会社でも、申し込みをしたら必ず審査されます。簡単にいうと、この人にお金を貸して、きちんと返してもらえるかどうかを確認することです。
例えば、返済できるかどうか分からない額で申し込みをしたときに、すぐに貸してもらえるようなところは、もしかしたらヤミ金と言われる違法業者かも知れません。
最近は、最短30分で即日融資が可能というところも増えてきましたので、審査の時間で善し悪しを判断するのは難しいかも知れません。
しかし、特に小規模金融機関において、簡単に申し込めたり借りられたりするところは、違法業者かも知れないと少し疑った方がいいのかも知れません。
健全な金融機関は、30分審査でもしっかり審査をしています。もしかしたら、希望額借りられないといったことがあるかも知れません。そのようなときは希望額を減らしたり、相談をするといいと思います。
キャッシング初心者が、安心できる金融機関を探すコツについて説明してきました。ここでは、カードローンを例に申込方法などについて見ていきます。
最近は、インターネット経由で申し込む方法を取り入れる金融機関が増えました。自宅に居ながらにして申し込めるようになりました。
店頭に直接言って申し込みもできますし、備え付けの自動申込機、電話や郵送、そしてインターネットと、ライフスタイルや都合に合わせて選ぶことができます。
基本的には、申込書に記入をして金融機関に送り、審査に通れば各種書類を郵送するという方式になります。審査は最短30分で可能というところもあるので、すぐにお金を借りたいという人にはありがたいのではないでしょうか。
銀行の場合、口座を持っていることが前提であるところもありますが、なくても申し込める銀行もありますので、確認をしてみてください。
また信販会社の場合は、既にその会社のクレジットカードを持っていれば、ほとんどの場合特別な手続きなしにキャッシングができるので、すぐに利用ができます。
いずれにせよ、後々トラブルにならないように、まずは金融機関の利用規約などをよく確認してどこを利用するか選び、納得した上で申し込みをするようにしてください。
審査項目については、どの金融機関も公表していないのですが、ここは見ている、というところは分かっているので、自分に当てはめて確認してみてください。
金融事故とは、公共料金やクレジットカードなど何らかの支払義務を怠ったなど、何らかの金融トラブルのことをいいます。まだローンなど申し込まないという人も、日頃から支払日を守るなど気を付けるようにしてください。
カードが届いて利用できる状態になれば、その金融機関のATMや提携ATMからキャッシングができるようになります。コンビニATMが利用できる金融機関が多いので、とっさの時に利用ができて便利です。
また、電話やネットから、指定口座へ振込依頼をする方法もあります。カードが届かなくても指定口座のキャッシュカードがあれば利用できるので、申し込んですぐに借りたい場合には助かります。
返済方法も指定口座から毎月引き落とし、ATMから返済といった方法があります。また、臨時収入があった場合に一括返済もできる金融機関もあります。無理のない返済方法を選んでください。
初心者でも安心して利用できるキャッシングはどこなのか、各金融機関の特徴などで説明したようなところに注意しておけば、どの金融機関でも安心して利用できるのではないでしょうか。
銀行 | 消費者金融 | 信販会社 | |
---|---|---|---|
傾向 | 審査厳しめ利息低め | 審査緩め利息高め | 会社によって違う |
特徴 | 口座を持っていると便利 | 申し込みしやすい | クレジットカードがあれば利用可 |
向いてる人 | まとまったお金を長期で利用する人向き | 少ない額を借りてすぐに返せる人向き | キャッシング以外にも色々便利に使いたい人向き |
注意点 | 口座が必要な場合アリ | ヤミ金があるのでよく調べること | 金利や限度額にばらつきあり |
自分がそのように利用していきたいか、金額や利用方法、返済方法などで、お勧めできる金融機関は違うので、よく調べた上で自分に合った金融機関を選んでください。
また、特に消費者金融に関しては、ヤミ金といった違法業者も多数存在するので、初めての場合は名前の知られている大手から選ぶ方が無難かも知れません。
借りたら返すのは当たり前ですし、金融機関も信用して貸しているわけですから、その信用を裏切ることのないように、日頃のお金の管理はしっかりするようにしてください。
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