お金を借りるのは簡単ですが、返済となるとそうはいかないのがキャッシングです。もちろん審査があるので実際には借りるのも簡単ではないのですが、後にずっと続く返済を考えると、確かに審査は一時的とも言えます。
逆に最初はピンとこない返済は、実際にその時になって初めてその負担を実感するかもしれません。人によっては金利を勘違いして考えていたが為に「返済の段階になってびっくりした。」という場合もあるかもしれません。
そんな時に役に立つのは、シュミレーションです。利息がはっきり決定していなくともシュミレーションが利息や返済額を計算してくれるので、ある程度の返済の目安は出るはずです。
キャッシングを利用したい時にまず考えるのは金利でしょう。誰もが一番に気になる部分であるため、銀行や消費者金融では金利の数字を大きく表記して顧客にアピールしています。確かに金利が低く、「ここなら借りたいな」と思うような金融機関もあるでしょう。
ただ、表記されている金利の数字を見ると小さな数字と大きな数字の2つが書かれていることが多く、どちらで見ればいいのか、わからない人もいます。
また同様に限度額も枠があり、いくらまで借りられるかもわかりません。これらはあくまで申し込み後に行われる審査で決まります。
その為、限度額もですが、金利がどれくらいになるのかはわかりません。ただし、目安はあります。
金利はどう考えればいいのか。
あくまで目安程度に考えておいてもらえればいいのですが、基本的には最初の借り入れ時は、高い方の金利で計算してください。
よく広告にある数字で小さい方の数字で考えている人もいるのですが、あれは限度額いっぱい借りた場合の金利です。初めての場合は、まず高い方の金利になります。
限度額の見方も同様に、初めての場合、いきなり高額のお金を借りることはまず難しいです。貸す側の方は、当たり前ですが初めて申し込みした人がどういう人かわかりません。
自分では、「きちんとした性格だから毎回遅れることなく返済できる。」と言っても、それは貸す側からすると本当かどうか貸してみないとわからないのです。
もしその人が本当には返済がきちんとできない人だったら、その言葉を信じて貸した場合、かなりの損失が出ることになります。その為、初めての場合は大概にして小額からの貸付けになります。(もちろん希望額や審査によって決まりますので、あくまで基本的な考え方になります。)
あくまで審査で決まるのですが、金利は、最初は高い方で見るのが基本と言うことを知っておくと後で困った事態にならないでしょう。申し込み前に試算する際も、高い方の金利で考えましょう。
限度額にしろ金利にしろ実際問題決まるのは、審査をしてみないとわかりません。
もちろん審査に通るかどうかも申し込みしてみないと分かりません。
しかし、それ以前に何も考えずにただ申し込みをすればいいのか、と言うとそういうわけにはいかない面もあるでしょう。
確かに人によっては、運だめしのように「なんとかなる」と返済の目途もないままにキャッシングの申し込みをする人はいます。しかし、その場合、後でかなり苦労することになります。返済が滞って、最悪の場合、自己破産なんてことになるかもしれません。
多重債務や債務整理にならないためにも、ぜひ、ある程度の試算をすることをお勧めします。
今は、どんな消費者金融や銀行も借り入れ前に簡易診断ができたり、シュミレーションを行うことができます。確かに便利です。
しかし、その前に知識として基本的な返済方法や利息の計算方法を知っておくとシュミレーションの数字も理解しやすくなります。
クレジットも同じような形だったりしますが、キャッシングの返済方法としてこれらの方式がよく商品概要に載っています。
ごく一部、例として書きましたが、元利や元金、定率や定額などいろいろな言葉を組み合されて作られています。
元金(方式) | 借りたお金の残高をさす。
一定額でもって残高部分を返済にあて、利息はここに含まれません。 |
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元利(方式) | 元金と違って、毎月返済される一定額の中に元金と利息が含まれています。 |
定額(方式) | 毎月の返済額が一定になっている返済の形をさしています。 |
定率(方式) | 毎月の返済額が残高の割合で決められる返済方法になります。 |
これらが組み合わさって細かい返済の形が決まってきます。そして、消費者金融や銀行によってこの返済方式が違います。
計算としては、返済方式の一つ一つを見てみると混乱してしまうでしょうが、基本的な利息の出し方がこちらになります。
利息=残高(元金)×%(金利)÷365(日)×借入期間(日)
金利は通常年率で出されています。その為、1年分の日数で割ってから、実際に借りている期間分(返済日から次の返済日までの間が実際に365日の中の借入れしている期間になります。)を改めて掛けてその間の利息を出します。要は一旦1日分の金利を出してその日数分を数えるのです。
後は、その金融機関によって返済額の出し方が細かく分かれて行きます。そこまでは自分で計算できなくとも、基本的な利息の出し方を知っているのと知らないのだけでも大きく違うと言えるのではないでしょうか。
返済方式は先にも触れたように金融機関のキャッシングやカードローンの商品概要に記載されています。本当にいろいろな返済方法があります。
その為、基本的な利息の出し方がわかったとしても、その金融機関の毎月の返済額、または返済回数を細かく出そうと思うと、とても面倒になります。
そもそも、例えば毎月月末が返済日だったとします。毎月返済をしているため、残高(元金)が減っていきますし、そして月によっては1ヶ月が30日だったり31日だったりするので、借入期間も変わってきます。
ということは、厳密に言えば利息の金額も都度変わってきます。
毎回、計算をしないときちんとした利息が出てきません。
とてもじゃないけれど、毎回毎回、きちんと計算するのは、とても面倒です。しかも、まだ実際にお金を借りる前に試算をする場合、返済回数の分だけ計算をしないといけないことになります。やっていられないでしょう。
その為にシュミレーションがあります。今は、ほとんどの金融機関のホームページにシュミレーションがついています。これを使わない手はありません。
借り入れを考えている金融機関があれば、そこのホームページでのシュミレーションを使いましょう。先にも触れた返済方式がそれぞれで違うので、細かい計算が違うかもしれないため、余所のホームページのシュミレーションを使うと違いがでてくるかもしれません。
ただ、あくまで試算なので現実に借り入れや返済が始まった金額とは1円単位まで正確とは言い切れず、若干違うかもしれません。それでも、おおよそにおいて近い数字になるはずです。
これがあると返済の目安が分かりますし、毎月の返済額が分かれば生活をどう持って行くのかも考えやすいはずです。
シュミレーションにおいて、入力が必要な項目は、金額、金利、毎月の返済額または回数になっているのがほとんどです。
その中でわからない部分と言えば、金利をいくつで入力すればいいのか、という問題があるかもしれません。ここで、最初に言った金利をどう考えるかです。
元々金利が分かっていればいいのですが、審査前だとはっきりとした数字は出ていないはずです。そんな時は、最初に言った通り高い数字でもって計算しましょう。
返済額と回数は自分で考えて、「これぐらいならば毎月困らないだろうな。」とか、「なるべく早く返したいから回数を少なめにしてみよう。」とやってみるといいでしょう。
もし、シュミレーションしてみて到底返済が続かないだろう状態ならば、また金額を変えるか回数を変えるかして、改めてシュミレーションをしていけばいいのです。
あくまで試算なのでシュミレーションを何回やっても審査には影響はありません。
また、今はよほどないでしょうが、シュミレーションを設置していないホームページがあるかもしれません。または、規模が小さいがためにホームページを持っていない業者などもいるかもしれません。
そんな時は、情報サイトにもシュミレーションを設置している所がいくつかあります。そこを利用してみるのも一つの手です。
よく無理のない返済計画を立てるよう訴える業者が多くあります。貸す側としては、なるべくお金を借りて欲しいという思いがあるでしょうが、返済ができなければその利息が収入源になる業者は会社が倒産してしまいます。
だからこそ、貸すにしても無理ない範囲での融資になるのです。また、(早く返済して欲しいという思いはあるかもしれないですが)無理ない返済を提案しているのです。
そんな、債務整理に陥らないような無理のない返済が続けられるひとつのヒントとして、シュミレーションがあります。
あまり深く考えずにお金を借りる人もまだまだ多いでしょうが、せっかくシュミレーションがついている金融機関がたくさんあります。ぜひ活用して、無理ない借り入れに無理ない返済を行い、上手にローン生活を過ごしていけたらいいものです。
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