お金を借りたいと思ったらキャッシング先を考えますよね。借りることに重視を置きすぎて、意外に見落としがちとなってしまうのが、返済についてです。
キャッシングの返済方法には毎月決まった日に返済する約定返済、都合の良い時に返済する繰り上げ返済、夏・冬のボーナス払いがありますね。
約定返済は毎月指定日に行わなければなりませんが、繰り上げ返済やボーナス払いは都合次第で行うことができる返済方法になります。
けれど、都合がつくなら繰り上げ返済やボーナス払いを利用した方が、返済総額が少なくなるためお得になるのです。
繰り返しにもなりますが、キャッシングの返済方法には以下の3種類を挙げることができます。
詳しくは後程紹介しますが、キャッシングをする時には返済方法まで考えて返済計画を立てましょう。
返済計画を立てる時には、毎月いくら返済できるのか、繰り上げ返済用にまとまった金額を用意できるのか、ボーナスがあるならボーナスも返済に充てることができるのか、じっくり考えて計画を立てましょう。
毎月の返済以外の繰り上げ返済やボーナス払いは、直接元金を減らすことができるチャンスですので、ドンドン利用すると元金が順調に減りますよ。
約定返済とは、毎月契約時に約束した日に決められている返済額を返済する方法となります。
例えば、三井住友銀行カードローンでは、約定日は5日、15日、25日、月末から選ぶことができ、約定返済日までに返済金額を返済することになっています。
返済金額は借入残高に応じて異なりますので、借入残高が減ると返済額も減っていきますよ。反対に利息が膨らみ過ぎて、利息金額が約定返済金額を超える場合は、約定返済時の利息金額が約定返済金額となります。
利息分は毎月必ず返済しなければいけないのですね。万一、今月は約定返済金額を用意できないという時には、利息金額以上であれば、いくらからでも返済可能となっていますので、利息分の返済が重要なのです。
ただし利息金額以上を返済していかなければ、借入金額の返済にはなりませんので、いつまで経っても返済が終わりません。返済をキッチリ終わらせるためには、毎月約定返済金額の返済を行うことがポイントですね。
ちなみに10万円以下の借入残高では、月々の返済は2,000円となっています。
返済計画を立てる時には借入金額10万円の予定で、毎月の返済額が2,000円となり、返済シミュレーションを利用すると返済回数は78回となりますので、およそ6年半かけて返済することになりますよ。
アコムでは返済期日が35日ごとと毎月指定期日の2種類から選ぶことができます。
返済期日 | 35日ごと | 毎月指定日 |
---|---|---|
メリット | 30日間金利0円が利用できる | 毎月同じ日に返済なので管理しやすい |
デメリット | 返済日を把握しにくい | 毎月必ず返済日がある |
上記の通り、35日ごとの返済期日を選択すると、30日間金利0円サービスを利用することができます。けれど、返済した日の翌日から35日後が次回の返済期限となりますので、返済日を覚えにくく管理が難しくなります。
また返済をしない月ができ、返済が長期間になる可能性もありますね。毎月指定日の返済期日を選択すると、毎月同じ日が返済日なので覚えることができ、給料日後に設定しておくと返済金額の用意も安心です。
毎月6日になりますが、口座振替もできますので5日が給料日の方にはピッタリですね。毎月必ず返済日がありますので、定期的に元金を減らすこともでき、短期間で完済できる可能性もあります。
繰り上げ返済は約定返済とは異なり、まとまった金額が用意できた時に行う返済方法となります。任意返済と表示しているところもありますね。
三井住友銀行では繰り上げ返済のことを臨時返済としています。名称は異なりますが、内容は同じです。余裕がある時に追加で返済する方法ですよ。
三井住友銀行の場合はいくらからでも臨時の返済を受け付けていますが、利息金額以上の入金が必要となっています。
また、三井住友銀行では指定の約定返済期日前に返済した場合は、次回の約定返済期日の返済は無しとなりますので、注意が必要ですね。
毎月5日に1万円返済
↓
今月25日に5万円返済
↓
来月5日の約定返済はなし
↓
再来月の5日に1万円返済
繰り上げ返済をした時には、次の返済日がいつになるのかも確認しておくと安心ですね。
中には次の約定返済期日にも約束通り返済があるところもありますよ。
アコムでも繰り上げ返済が可能となっています。アコムの場合は、35日ごとを選択すると早めに返済することができますので、日割り計算の利息を抑えることができます。
また口座振替で返済している場合は、任意返済はアコムの店頭窓口またはATMで行うことができます。つまり、35日ごとでも毎月返済を選んでも繰り上げ返済を行うことができますよ。
正社員であればボーナスがある方もいますよね。このボーナスを先ほど紹介した繰り上げ返済に利用すると、お得に返済できます。
ボーナス払いと聞いて、クレジットカードを思い浮かべる方もいますよね。クレジットカードでショッピングをする時には、翌月一回払い、リボ払い、分割払い、ボーナス払い等があります。
高価な家電等を購入する時には、まとまった金額が手に入るボーナス払いにしておくと、支払いがラクですね。
クレジットカード | 返済方法の内容 |
---|---|
翌月一回払い | 翌月の支払日に全額支払い |
リボ払い | 利用額に関わらず、毎月一定額の支払い |
分割払い | 指定回数に分割して支払い |
ボーナス払い | 夏・冬のボーナスで支払い |
ショッピングでは、上記の返済方法から選択することができますので、支払いも状況に応じた方法を選ぶことができます。
一方、キャッシングでは一回払いかリボ払いとなります。
一回払いの場合は、ショッピングの利用額と合わせて支払口座から支払いとなりますよ。
ここまで見た通り、キャッシングではボーナス払いを利用して返済するというシステムはありません。けれど、利用者がボーナスを返済に回すことはできるのです。
給料日
↓
返済
↓
夏・冬のボーナス
↓
返済に回す
ボーナスを娯楽や趣味に利用するのも良いのですが、上記のように返済に回すとキャッシングの返済がラクになりますよ。もちろんボーナスを返済に回せるのは、約定返済以外に繰り上げ返済に対応している金融機関に限りますね。
例えば、三井住友銀行の返済額は以下になっています。
借入残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超~20万円以下 | 4,000円 |
20万円超~30万円以下 | 6,000円 |
30万円超~40万円以下 | 8,000円 |
40万円超~50万円以下 | 10,000円 |
上記は返済額の一部となりますが、借入残高が減ると月々の返済額も減るのです。そのためボーナスを返済に回して繰り上げ返済として、10万円返済することができると翌月の返済額を2,000円減らすことができるのです。
年間で20万円繰り上げ返済できると、月々の返済額が合計4,000円減りますので、月々の給料のやりくりもラクになりますね。
そのため約定返済以外にも繰り上げ返済やボーナス払いを利用すると、効率よく完済することができますよ。
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