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クレカのショッピング枠の現金化は簡単に現金が手入る?その真実とは

今月は予定外の支出が多かったうえに、キャッシングの返済もあって生活が早くも苦しい…。そんなとき、スマホで『クレジットカード、即現金化します!高還元率業界No1!』という広告を発見!業社のHPの体験談を見ると、けっこう頻繁に利用する人が多い。

これなら自分でも大丈夫そう!さっそくやってみよう…と思ったあなた、ちょっと待った!たしかにクレジットカードで買い物をして、それを現金化するということは簡単にできます。しかし、クレジットカードのショッピング枠の現金化は非常に危険なことなのです。

場合によっては、あなたの社会的信用をおおきく傷つけることもあるのです。ここでは現金化の真実を詳しく説明します。

クレジットカードのショッピング枠現金化の詳しい内容を知りたい!

外資系の会社が発行する一部のクレジットカードを除けば、ほとんどのクレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠がついています。キャッシング枠はそのままズバリ、キャッシングができるということです。

キャッシング枠でお金が借りられるというのはわかりますが、ショッピング枠はデパートや通販などで買い物をするときに使います。これを現金化するというのはあまりピンとこない方も多いと思いのではないでしょうか。

ショッピング枠の現金化は、大きくわけて二つの方法があります。

自分で新幹線の乗車券などをカードで買ってそれを金権ショップなどに持ち込んで売って現金化する方法と、業社の指定する商品をカードで買って、それに対して一定のキャッシュバックをもらう方法です。商品は家電製品やゲーム機など、業社によっていろいろです。

限りなくクロに近いグレーな行為。ショッピング枠の現金化

新幹線の格安チケットは、金権ショップで普通に売られているから自分にもできそう!と思いましたか?たしかにチケットをカードで買って現金化するのは特に違法ではありません。

しかし、カード会社はショッピング枠の現金化を会員規約で禁止しています。

例外はありません。

カード会社に換金目的で商品を買ったことがバレたら、カードの利用を一方的に停止される可能性があります。カード会社はそういった違反行為には常に目を光らせています。チケットに限らず、ゲーム機や電化製品を大量に、頻繁に買うような不自然な利用の仕方は、必ずカード会社の目にとまります。

カード会社は信用情報にカード利用者の利用状況を報告する義務があります。また、新しくカードを作るさいの審査は必ず信用情報の照会をします。

現金化のために利用した履歴も、カードの利用停止の履歴も、当然信用情報に記載されます。

言い換えれば、あなたの信用に傷がつくということです。

一度信用情報にそういったマイナスの情報がのれば、数年は新たにカードを作ったり、ローンを組むことが出来なくなってしまいます。

それに、現金化するといってもカードで支払うよりも低い金額しか手にすることができません。

一時的にはまとまった現金が手に入りますが、カードの支払い日がくれば現金化した以上の金額を請求されるので、負債がさらに膨らむことになります。

例えば、業社の指定である商品を30万円で買ったとします。業社が払ってくれる金額の相場はだいたい80%と言われています。30万円の場合は、24万円の現金が手に入ることになりますが、カードの請求額は30万円です。ここまで言えば、もうおわかりですよね。

結局は6万円もの損になるのです!

ショッピング枠の現金化を利用しているのはこんな人

損をすることがわかりきっているのに、利用する人がいるというのは理解に苦しみますが、現金化を利用する人は、ほとんどの場合なんらかの理由で、すでに借金をかかえています。借金を何とかしたいあまり、冷静な判断力を失っていることが少なくないのです。

それでついつい、利息ゼロや高換金率をうたう業社の新聞やネットの広告を見て現金化に手をそめてしまします。借金を抱えているうえに、さらに新たな債務が上乗せされ、また現金化に手をだし、さらに債務がふくらみ、今度は消費者金融に…。と負のループから抜け出せなくなり、多重債務に陥る人もいます。

現金化にはこわい罠が待っている!手を出さないほうが懸命な理由とは

現金化業社の中には悪質な換金詐欺をするブラック業社もいるのです。ある会社員の例をあげてみましょう。彼はある業社の言うとおりにある商品をクレジットカードで買い込みました。

その業社は、その場では一定の現金を渡しました。しかし、カード会社からは商品の何倍もの請求がきました。業社に問い合わせると、手数料だと言われたのです。

消費者センターや警察など、いろいろなところに相談してみましたが、クレジットカードの現金化は詐欺の立件が難しく、どうすることもできません。他にも消費者金融などで借金を重ね、さらに債務はふくらみます。彼はとうとう自己破産する決心をします。

しかし、ここでも衝撃の事実が彼を待っていました。

クレジットカードの現金化は破産免責不許可事由となっており、クレジットカードの現金化で作った債務は免責できなかったのです。

これはギャンブルなどで作った借金も該当します。

どうにか自己破産はすることができましたが、カード会社への返済は親や知り合いに頭をさげて、なんとか返済したそうです。最悪の場合、自己破産さえも認められない…。ほんの少しのお金のために、本当に一生を棒に振りかねません。上記の例は本当に最悪なケースですが、悪徳業者はあの手この手で誘いをかけてきます。

たとえ違法でなくとも、キャッシングの利息以上に高くつくのがショッピング枠の現金化なのです。利用するのはやめましょう。

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