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知らないと大変!ネットでweb完結キャッシングをする時の注意点

お金が足りないとき、欲しい時にすぐに借りられるキャッシングは、登場してから様々な形式に変化してきました。当初は銀行や消費者金融に直接出向いて契約を行い、そこでお金を引き出すところから始まりました。

その後、ATMを利用できるようになり、自動契約機が登場し、電話で申し込みが出来るようになり、現在ではついに、一度も店舗に行くことなく、インターネット上ですべての手続きが出来るようになりました。

便利になったキャッシングですが、今回は、その中で最先端と言える「web完結型キャッシング」の注意点について解説していきます。

ネットを最大限に活用するキャッシング「web完結型」とは?

カードローンやキャッシングの申し込みは、仮審査と本審査の2つによって構成されています。仮審査は、契約者の職業や氏名などの基本的な情報と、希望する借入金額を記載し、「借り入れが出来るかどうか」を判定します。

仮審査で弾かれる人は、無職であったり、他の借り入れが多すぎて信用がないと判断される人、過去に金融事故歴があり、ブラックとなっている人などです。

仮審査自体は、インターネットで申し込むことが出来る貸金業者が非常に多いのですが、これは「web完結型」とは言いません。

仮審査で問題がないと判断されると、本審査に移ります。本審査では、本人証明書を提出し、本人確認をします。加えて、仮審査で記載した収入を証明するために、「収入証明書類」も提出します。

最後に、契約書に諸々の個人情報を記入し、その中にある勤務先の連絡先に在籍確認の電話をして、本当にそこで勤務しているかを確認して終了となります。

今までのキャッシング審査では、仮審査はインターネット上で行えても、本審査では書類郵送の手間があったり、店舗に行かなくてはいけないことがほとんどだったのですが、今回解説する「web完結型キャッシング」というのは、本審査すらインターネット上のやり取りで出来てしまう仕組みのことを指しています。

つまり、「web完結型」とは、キャッシングをしたいと思い、インターネット環境があれば、一度も店舗に行くことなく、借り入れ契約が完了するということなのです。

借りたお金はどのように手に入れるの?

申し込みから契約完了まですべてインターネット上で行う、このキャッシング方法ですが、お金を手に入れる方法はどうなっているのでしょうか。

web完結型では、特定の口座に入金してもらう「口座振込型」と、従来のキャッシングのように、ATMに行ってカードを使いお金を引き出す「ATM型」の2つの方法で、キャッシングを行うことが出来ます。

特筆すべきは「口座振込型」のキャッシングで、これとインターネットバンキングを利用すれば、本当に自宅から一歩も出ることなくお金を手に入れることが出来るようになります。

口座振込型は指定の銀行口座に、キャッシングしたお金を貸金業者に振り込んでもらう方法です。銀行口座を別に用意しておく必要がありますが、普段使いの口座でも問題ないので、キャッシングの利便性は現時点ではこれが最高峰でしょう。

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web完結型キャッシングは返済もwebで出来る!

インターネット上で申し込みから実際の入金までできるというのが、web完結型キャッシングの強みだと述べましたが、返済はどうなのかという声も聞きます。

これは、web完結型でなくても、インターネットバンキングによる口座振り込みを利用することで、返済もweb上で行うことが出来ます。

つまり、インターネットで申し込み、審査もインターネットで完了し、入金から返済まですべての過程をwebで行うことが出来るのが、web完結型キャッシングの最大の利点でもあるのです。

ネットでのキャッシング申し込み審査難易度はどのくらい?

さて、実際にweb完結型のキャッシングを契約する場面について解説していきましょう。多くの人が知りたがるのは、本当にインターネット上ですべての審査が行うことが出来るのかということと、審査にあたって何が必要になるのかということです。

まず、web完結型キャッシングを利用するために必要なもの(用意するもの)を紹介していきます。

審査で重要になるのが、本人確認書類と収入証明書類をどのようにして貸金業者に提示するのかということです。店舗に行くときは、実際に持ち込めば問題ありませんでした。電話申し込みでは、郵送によってこれらの書類を直接相手に送れば審査をしてもらえました。

web申し込みでは、どのように証明書類を相手に提示するかというと、「スキャナーで取り込んだ画像か、デジカメなどの撮影機器で書類を撮影し、画像をパソコンでアップロードする」という手順が必要になります。

つまり、書類を直接送るのではなく、書類の情報を写真などの画像として相手に送信する手順が必要になるのです。もちろん、これが出来ない場合は、従来と同じように郵送することもできます。

パソコンをある程度使いこなせないと(画像を取り込み貼付する技術が必要)、web完結型を最後まで利用することが出来ないのが欠点です。しかし、ここさえクリアできれば、あとは通常のキャッシング契約と同じ手順で借り入れまでできるようになるでしょう。

収入審査や利用限度額は通常のキャッシングと違いがあるの?

誤解されやすいことですが、web完結型を申し込んだからと言って、審査が甘くなったり、借り入れ審査に通りやすくなったりということは一切ありません。

web完結型キャッシングとは、あくまで申し込み方法がインターネットで行えるというだけです。従って、金融商品自体は通常のキャッシングと全く同じものになります。

審査における優遇措置や、金利が低くなる制度などは、一切ありません。むしろ、情報のみが審査に関係するため、店舗申し込みより借り入れがしにくくなる可能性もあると留意しておきましょう。

貸金業者の者と対面してのやり取りがまったく存在しないweb完結型のキャッシングは、貸金業者から見て、契約者の人となりや人格は何もわかりません。返済実績や年齢、職業といったデータのみで借り入れにふさわしいかを判断しなくてはいけないのです。

何が言いたいかというと、収入や過去の返済実績に問題があると、web完結型の審査は簡単に弾かれてしまう可能性があるということです。店頭での契約であれば、返済の具体性や、使用用途などを詳しく聞くことで、審査で加点してくれるケースがあるのですが、web完結型ではそういったことが出来ません。

数値データのみが物をいう契約になるので、より正確な情報を伝えることが審査に通るために重要なポイントになるのです。

web完結キャッシングは手軽さ以外にどんなメリットがあるか

インターネット上ですべての手続きが行えるというのは、パソコンを使いこなせる人にとって非常に利便性が高いキャッシング方式です。

その手軽さ以外にもweb完結型のキャッシングにはメリットがあるのですが、それについて知っておきましょう。

まず、借り入れの事実が極めて周囲に発覚しにくいということがあります。立場上、借金があることを知られたくない人にとって、消費者金融に直接出向いたり、電話で契約のやり取りをするのは、周囲に発覚するリスクが高い行動と言えます。

しかし、インターネットですべてのやり取りが出来るweb完結型は、こうした外部との接触が一切ない上、振込キャッシングを利用すれば、キャッシュカードが送られてくるのも防ぐことが出来るため、外部に借金をしているということはほとんどわかりません。

契約をするときに一番発覚しやすいのが、自宅や職場に掛かってくる在籍確認の電話ですが、web完結型のキャッシングは、在籍確認が必要ないタイプが多く、さらに周囲に発覚しにくいようになっています。

そうでなくても、在籍確認の電話では、貸金業者は業者名ではなく個人名を名乗って確認の電話をしてくるので、勤務先に借金していると発覚することはあまりありません。

しかし、自宅に掛かってきて自分以外の家族が応対した場合、家族に発覚する可能性が高いのです。web完結型ではこのような問題も回避できます。

郵送手続きがなければ即日融資が可能!

インターネットを利用したキャッシングで、おそらく最も優秀な部分がこの点です。審査の段階で「カード発行不要」と「各種証明書類を画像で送信」を選択することで、郵送手続きを無くすことが出来ます。

証明書類を郵送することをせず、契約完了時に送られてくるキャッシュカード自体不要(口座振込型のキャッシング)であれば、即日融資が可能になります。

ただし、借入金額が大きくなると審査に時間がかかることがあります。目安としては、利用金額が300万円を超えているかどうかが、審査長期化するラインです。

小さい借り入れであれば、本人確認のみで審査が終了するケースもあり、その場合はさらに素早く借り入れが出来るようになります。ですが、原則として収入証明書類は用意しておくことを勧めます。

多重債務になりやすい?web完結型キャッシングの注意点

契約が簡単でインターネット上で振り込みまでしてくれるのがweb完結型キャッシングの利点ですが、便利な反面、手軽に使用しやすいために問題が起きる危険性も高いです。

インターネットキャッシング、振込キャッシング、web完結型キャッシング、これらに共通するのは、実際にお金を見る機会がないということです。

借りるお金が指定した口座に入金され、ATMで引き出すまで、いくら借りたか直接目にすることがないのが特徴です。インターネットで買い物をして、その支払いに使うケースでは、「借金をした」という意識が非常に薄くなります。

そのため、知らない間に大量の借り入れを繰り返しやすく、ふと気が付いた時には多重債務寸前だったという体験をした人が、通常のキャッシングに比べてかなり多いのが問題になるのです。

便利で手軽な分、ついつい借り過ぎてしまうということが起こりやすいので、より厳密な資金管理が利用者に求められます。インターネットキャッシングを利用するときには、必ずこまめに、現時点でいくらの借金が残っているかを確認する癖をつけておきましょう。

キャッシングを利用する際は必ず企業同士を比較すること!

最後に、キャッシングをするときに心がけてもらいたいことを紹介しておきます。web完結型だけでなく、全ての金融商品を契約するときにも言えることですが、必ず複数の金融商品を比較することです。

web完結型のキャッシングは性質上、契約時に必ずパソコンとインターネットを利用しますが、その前に目の前のパソコンを使って、貸金業者のキャッシングを比べることを忘れてはいけません。

せっかく自宅に居ながら、あるいはどこかのパソコンを使ってキャッシング契約が出来るのです。どうせなら、たくさんの業者のサイトに移動して、自分に合ったキャッシングを探す程度の労力は惜しまないようにしましょう。

手っ取り早く相性がいいキャッシングを見つけたいのであれば、比較サイトを利用してもいいでしょう。複数の消費者金融のキャッシング情報がひとまとめにされていて、素早く見比べることが出来るはずです。

web完結型キャッシングの利点は、その利便性だけではありません。パソコンを使って申し込む性質上、同時に他の貸金業者のキャッシングとの比較が容易であり、情報収集しながらの契約に向いていることが優秀な点でもあるのです。
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